お部屋をナチュラル風に仕上げたいなら、木の素材感とモノトーンという2つのキーワードに注目しましょう。
木の温もりが感じられる、木材の質感を前に押し出すスタイルにすることでシンプルかつ部屋のまとまりが出やすくなります。
上級者になればさまざまな色味を足していくことも出来ますが、慣れないうちは白・黒のモノトーンを活かすことをおすすめします。
特に白色を中心に据えるとお部屋が明るくなりやすく、可愛らしくてモダンな雰囲気を演出することが可能です。
また木材の色味に近い、ブラウン系を足すのも良いでしょう。
お部屋をシンプルかつ明るくまとめたいのであれば、ベージュやライトブラウンなど明るめの茶色を、落ち着いた雰囲気にしたいのであればダークブラウンなど濃いめの茶色を足すと良いです。
ナチュラル風の中でも人気のある、北欧テイストを採り入れたいのであれば白色とベージュの組み合わせがおすすめです。
ダイニングをナチュラル風にするにあたって大切なのが、ダイニングテーブル選びとなります。
ご飯を食べるのはもちろん家族が揃って長い時間過ごすスペースである上に、室内の面積の大部分を占めるためお部屋の象徴となるアイテムでもあるからです。
木材の種類によって色味が大きく変わってくるため、色味選びは木材選びと言い換えても良いくらいです。
明るいカラーの木材としてはパイン材やアッシュ、アルダーやオーク材などが挙げられます。
反対に重厚感のあるカラーリングの材は、ブラックチェリーやウォールナットなどがテーブルの材に多く使用されています。
北欧スタイルが好きな方は明るめの材を、ヴィンテージ風が好きな方は落ち着いた重厚感のある色味の材を選びましょう。
またテーブルを明るめの材にして、椅子は暗めのブラウンカラーの材にして組み合わせることでナチュラルな雰囲気を採り入れつつも、深みも演出できます。
濃い目のブラウン系にまとめることで、趣きのあるお部屋に仕上がります。
テーブルの脚は、デザイン性の高いものを選ぶことでよりヴィンテージ感が増すためおすすめです。
組み合わせる椅子はテーブルとセットのものでも良いですし、お気に入りの単独の椅子を使っても良い仕上がりになります。
この場合は椅子も木製の方がナチュラルかつシンプルに出来上がるため、テーブルや他のインテリアとの相性を見ながらチョイスしましょう。
テーブルと座面の高さとのバランス、肘掛けが収納できるかなど縮尺を合わせておくことも大事です。
テーブルと椅子のセットが決まったら、次は照明を見ていきます。
人気がある照明・インテリアの1つに、ペンダントライトタイプが挙げられます。
よくある失敗は、照明を単体で見た時は可愛いデザインであるもののテーブルやお部屋全体のバランスと合わなかったというケースです。
北欧風ではよくレトロでなおかつカラフルな色味の傘が使用されていますが、部屋の色味を調整しつつ好みの照明を導入するのがポイントです。
コツとして挙げられるのは、単体で照らすのではなく複数個で照らすことです。
おしゃれなお部屋に必ずといっていいほど間接照明が設けられていますが、あの手法は複数の照明によって必要な箇所にのみ灯りを照らそうとしているからです。
ひとつの照明でお部屋全体を照らすのではなくテーブル、レンジなど家電のあるスペースといったように、適所に照明を設置するようにすればおしゃれに仕上げられるという訳です。
もちろんこの場合も、単体のデザインに惑わされることなく全体のテイストに合わせる形で照明を選ぶのが大切になります。
加えてランプの色味は青色系統の昼白色・昼光色よりも、黄色がかった温白色や電球色を採用した方がナチュラル風になりやすいということも覚えておきましょう。