ヴィンテージミックスインテリアとはレトロな雰囲気のインテリアをプラスすることで、懐かしさを感じさせる温かみのある部屋を作ることができます。
全てをヴィンテージで揃えるよりも手軽で、初心者も簡単に始めることができます。
ヴィンテージミックスインテリアの基本は3つの配色に従ってアイテムを選ぶことです。
3つの配色とはベースカラーとメインカラー、アクセントカラーを指します。
ベースカラーは床や天井、壁など部屋の大部分を占める色で、全体の70%を担っています。
多くのコンセプトではベースカラーをホワイト系にしますが、ヴィンテージミックスインテリアでは黒に近いブラウンやブラック、グレーを使います。
例えばグレーを選ぶならば、コンクリート調床やコンクリート壁紙がおすすめです。
コンセプトそのものは温もりを感じさせるものですが、ベースカラーは冷たい無機質な印象を与える色や質感でバランスをとります。
コンクリート調の床や壁ではあまりにも生活感がなくて寂しいという場合は、ブラウンのフローリングを気に入る可能性が高いです。
通常のブラウンはナチュラルテイストになりがちなので、くすみがかった濃いブラウンのヴィンテージ加工のフローリングを選びましょう。
ナチュラルさを抑えつつも、時間の経過による深みを感じられるノスタルジックな空間になります。
ブラウンは彩度によって温かみや上品さを調整できるので、インテリアコーディネートではとても便利な色です。
メインカラーはソファやラグ、カーテンなどの家具のことで、これも面積が広いことから色や質感により部屋の印象が大きく異なります。
ヴィンテージミックスではグレーや黒を使うことが多いです。
質感としては金属が合うので、メタリックと相性の良いグレーを上手く活用しましょう。
壁紙や床が薄いグレーならば、ソファは濃いグレーにするなど明るさでバランスを整えます。
グレーの代わりにアイボリーを使うのも良い方法です。
アイボリーのラグは温かみを演出してリラックスできます。
ブラウンのフローリングに対しては、濃い色ほど閉塞感が出るので軽い色合いのグレーの家具が部屋を広く見せてくれます。
ベースカラーが無機質であるため、ソファやテーブルを丸い形状で統一するのもおすすめです。
より無機質なイメージを強めたい時は、ブラックのレザーソファや金具を多様した収納棚などを設置します。
ベースカラーが濃いブラウンでメインカラーも同じく暗くすると開放感はなくなりますが、格好良い大人の部屋になります。
アクセントカラーはクッションやランプシェードなどのインテリア雑貨で、全体を占める割合は少ないですが部屋の挿し色として機能します。
温かみのあるインテリアを導入しやすく、ヴィンテージミックスの完成度を高めてくれます。
モダンテイストを比べるとヴィンテージミックスは雑貨が多く、散らかってはいないけれど物がたくさんある空間という特徴を持ちます。
自分の好きなビンテージポスターを貼りましょう。
コンピュータがなかった昔ならではの色の出し方がとても美しく、無機質な色調に遊び心を加えます。
グレー系を多く使った部屋にはモノクロ系や寒色が印象的なポスター、ブラウン系が多いならばオレンジがかったものがおしゃれです。
ポスターであれば欧米風ではなく日本のレトロインテリアを取り入れることも可能で、趣味嗜好が反映されるインテリアといえます。
ランプシェードは部屋に温かみを添える大事な役割があり、ソファの近くに設置しましょう。
他にも観葉植物もヴィンテージミックスインテリアをして使うことができ、パキラはヴィンテージとの相性が良く育てやすいのでおすすめです。